活動レポート > 今年も現場周辺で種取りを行いました。


2007年10月20(土)〜21日(日)

今年も現場周辺で種取りを行いました。
初参加の方も含めて、約20種類の種を集めました。

今年はミズナラが豊作。カワイイどんぐりをリスに負けずに拾いました。ガマズミ、アブラチャン、ヒメシャラ、ナナカマド、ゴマギ、エゴノキ、イボタ、ムラサキシキブなど様々な種を集めることに成功。1日目の夜は宿泊先の研修所で、手分けして種の精選を行いました。精選とは、実の部分を取り除いて中の種を取り出すこと。小さい実から種を取り出すのは結構大変ですが、やり始めるとみんなハマってしまいます。

今回の目玉はなんと言ってもキハダでした。木の皮の内側が黄色いためにこんな名前が付いていて、この黄色い部分は苦い漢方薬の原料(黄檗または黄柏=おうばく)です。実をほぐして中の種を取り出すのですが、アクがつよく、手が真っ黒&漢方薬の匂いになります。でも、体に良さそうだとか若返るとか言いながら夢中になって作業してしまいました。

これらの種は、東京農業大学の研究室で管理していただき、苗木が作られます。いつかは現場に植樹され、大きく育つことでしょう。

*これらの作業は国(森林管理局)から正式な許可を得て行っています。

木から種取り 種取メンバー
アオダモの実 倒れたアオダモの木
木から種取り 富士山がよく見える
夜の精選作業 細かい作業
ムラサキシキブの実 赤い実