NPO法人 山の自然学クラブ 三陸・北上地域の活動

活動レポート

2013年4月30日~5月1日 十三浜プロジェクト

ユニークな小屋が相川に出現。

学生さんが一年生の授業「はじめての建築」で設計、津波で浸水し枯れてしまったスギ材で製作したユニークな小屋を、相川の子育て支援センターや地元の方の農地、仮設住宅脇に設置しました。

Photoレポート

<子育て支援センター>

最初の設置先、相川の子育て支援センター。
元気なちびっ子が遊び、学ぶ場所です。
前日に八王子から到着した小屋を、遊び場のテラスに運び込みます。
早速、開梱。
スギ材の良い香りが漂います。
小さいスギのブロックを、釘を使わずにくみ上げた柔構造の小屋です。
なにしろ、子供に優しい「柔らかい建築」。輸送中に外れてしまった部分はその場で修復。
細かい調整と仕上げの最中。
真上からみると渦巻き構造。中に入ると子供サイズの椅子やテーブルが。
渦巻きの入口を入るとこんな見え方。子供の視点だともっと低いかも。
先生の呼びかけで、センターに通う子供たち登場。
日本工学院の渋田先生が説明。この建築のテーマは「秘密基地」。外から見えそうで見えない子供たちの隠れ家です。
興味津々の子供たちが早速入ってきました。左上が渦巻きの入口。
犬のおもちゃも付いています。
あっという間に、子供たちが殺到。
僕も入りたいな〜。年少くんが覗きます。
子供たちからは歓喜の声が。
テンションも高く、秘密基地は超満員。
気に入ってもらえてよかった。最後にもう一度ご挨拶。
日本工学院の先生と学生さん、山の自然学クラブのボランティアも交えて記念写真を撮りました。

<畑の作業小屋>

学生が設計した四角い小屋を地元の方の畑に設置します。
このあたりは強風が吹くこともあるので、杭を打ってしっかり固定しなくてはなりません。
机上ではわからない、現地の状況も考慮が必要。

半完成品の状態で運び込んだ小屋を組み立て開始。
組み立ては、先生と学生さんが主導で作業。
電動器具でねじ止め
3面を取り付けた状態。
ホワイトの外観が見えてきました。
屋根を付けて完成。正面から。
中には白い汎用ベンチが。実使用時にはこれを出して、代わりに肥料や農機具を置く棚を付けるそうです。
モデルナンバー「M1」?
白が映える遠景。細かいところは現地の方のほうでアレンジしていただけるとのこと。農作業にぜひお役立ていただきたいです。
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