山の自然学講座2024
6月16日(日)

現地講座6(日帰り)

狭山丘陵のふもと・東村山:歴史を感じながら季節の植物を観察しましょう

講師:石井 誠治(樹木医、森林インストラクター)

講義内容

東村山は狭山丘陵の東端に位置し、古代の「東山道」、中世の「鎌倉街道」など旧街道が通り発展してきた街です。古くは縄文時代から豊かな暮らしが営まれていたと言われ、漆塗りなどが施された下宅部遺跡の出土品は重要文化財に指定されています。国宝・正福寺地蔵堂など名所、旧跡も多くあります。

狭山丘陵の末端からの湧水に恵まれた立地環境でもあり、新東京百景に選ばれた北山公園では池や山麓などに多くの野草が自生しています。そしてこの季節ならではの風景として、花菖蒲の観察ができることも期待しましょう。


湧水の池

北山公園

縄文人のオニグルミ

東村山の位置

石井先生は、

  • 「なぜ日本の桜は美しいのか」
  • 「歴史になった樹木」
  • 「日本人なら“japan”といわれる漆を知ろう」
  • 「木とキノコの関係」
  • 「木と信仰・生活(クリ・クスノキ・スギ・ヒノキ・漆・ケヤキ・クワ、カキ)」

・・・など、身近な樹木の素顔や人との関係、関連する文化や歴史について、分かりやすく語ってくれます。サクラやウルシ、ツツジ、イチョウ、ブナ、マツなど日本を代表する樹木をはじめ、木や森、植物の魅力を樹木医で森林インストラクターでもある石井さんが解説。落語が大好きな石井講師の語り口も楽しみです。

■ 石井先生の以前の現地講座の様子

2020年9月の現地講座「五感で学ぼう!自然学-樹木の生き方暮らし方 (1)代々木駅~明治神宮」を
ブログでご紹介中!

おもなコース(予定)

東村山ふるさと歴史館、北山公園、八国山体験の里(館内見学)、八国山、下宅部遺跡

スケジュール

集合:10時 西武新宿線 東村山駅改札口
※改札が地下に変わりましたのでご注意ください

解散:15時頃 西武園駅にて(予定)

講師プロフィール

講師:石井 誠治(樹木医、森林インストラクター)

東京都生まれ、樹木医(東京樹木医プロジェクト理事)。森林インストラクター、環境カウンセラー。NHK文化センター、朝日カルチャー等での講師として、自然解説、樹木や草花の話、人と植物との関わり・歴史等、広い分野の楽しい解説が人気を集める。山の自然学クラブ理事。

  • 著書:都会の木の花図鑑 新装版 (八坂書房 2016)
  •    樹木ハカセになろう(岩波ジュニア新書 2011)
  •    木を知る・木に学ぶ(ヤマケイ新書 2015)
  •    大人の樹木学(洋泉社,2013)

実施概要

  • 日時:2024年6月16日(日)
  • 受講料:各回3,500円(当会会員および学生は3,000円)
  • ※資料代、行事保険料が含まれています。受講者は当年開催・実施する当会行事すべてに会員価格でご参加頂けます。
お申し込み方法
運営:特定非営利活動法人 山の自然学クラブ All Rights Reserved ホームページ 活動ハイライト